かなばる新聞


2008年、第五十五回よさこい祭りで念願の初出場を果たした高知と東京の複合チーム 「かなばる」。日本の祭りの中でも、自由でカーニバル色の強いよさこい祭りに、カリブの陽気さを取り込み、めいっぱい元気でちょっとセクシーな踊りで、2014年夏も、高知の街に飛び出します。
トリニダートのカーニバルを実際に体感し、カリブと高知の祭をマッシュアップしたチーム「かなばる」をけん引する3人のアーティストに直撃インタビューしました!

― HEMOさん、トリニダードと高知の似ている点は、カーニバル以外にもありますか?

(HEMO)以下(H)はい、まずは南国てとこ!人の良さに加え自然が潤沢でお酒好きが多いとこ!(笑)

― 様々な現場でプレイするHEMOさんですが、クラブとカーニバルでのサウンドには、どういった違いがありますか?
(H)クラブではダンスフロアという一定の場所で踊りますが、カーニバルでは道(ロード)で踊るという違いがあります。しかも街を練り歩く(※CHIPPINと言います)ので前に進みながら踊れる曲が人気です。(※ROAD MIX)

― 日本初のジュベをやったり、挑戦を続ける「かなばる」ですが、今後の活動の広がりについて教えてください。
(H)元々のコンセプトであった地元高知×カリブをつなげる動きは勿論、高知を世界にアピールしたい!そして「かなばる」を通じて世界へも更に飛び出してみたいです!次はアフリカガーナのよさこい祭りに出演してみたいと計画中です☆

―「かなばる」は毎年踊り子の衣裳にも注目が集まりますが、RОMIEさんのデザインにはどういったこだわりがありますか?

(RОMIE)以下(R)他のチームでは表現できないカーニバル感やカラーを意識してデザインしています。

― 今年のテーマは「NОMAD」とのことですが、衣裳にも反映されますか?
(R)はい。自分が感じるノマド=遊牧民を「かなばる」の元気なイメージにぴったりなカラフルなカラー配色でデザインしました。

― シンガーとして、かなばるに出演する思いを教えてください。
(R)自分のよさこいに対しての思いを曲にも取り入れているので、みんなにもその思いがつたわるように力を入れてます。曲もそうですが、MCは、みんなに気合いを入れる役目でもあると思うので、今年も頑張ります。

― 振付を担当するARISAさん、「かなばる」の振付で最も難しい点は何ですか?


(ARISA)以下(A)かなばるの由来である「カーニバル」感と鳴子の融合ですね。トリニダードのカーニバルに鳴子はもちろんありませんし、それこそ皆で揃えて踊る「振り付け」というものもありません。参加者一人一人が感じたままに表現する自由なお祭りです。そんなカーニバルの感じを出す為に、決まった振り付けの中にも、自由に遊ぶポイントを今年も入れていきたいと思います。

―ズバリ、カーニバルの楽しさってどういう点にありますか?
(A)100人いたら100通りの楽しみ方があると思いますが、私の場合はキラキラしながら歩く!派手なコスチュームやメイクで自分をとびきり着飾って、太陽の下、汗だくになりながらHappyな音楽に体を任せて踊り歩く開放感、ゴールに辿り着いた時の達成感はたまらないです。よさこいに関しては、それまでに練習を重ねて皆が同じ振りを踊り、一丸となって一つのチームを作り上げる訳で、達成感でいったら上をいくのではないでしょうか。

― はじめて参加する方へ、メッセージをお願いします。
(A)初めての方、踊った事のない方も大歓迎です! 高知、東京、職種も年齢も様々ですが、Happy好きな人たちばかりです。「かなばるのカーニバル」是非とも体験してみてください!

― ありがとうございました、今年も日本一熱い夏で最高のカーニバルを見せてください!
聴き手・マナッチ